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きのえ温泉 ホテル清風館

広島県豊田郡大崎上島町沖浦1900 [地図]
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3.2
2019年7月17日に投稿
投稿者:たび金魚 認証済
2019年6月頃にカップルで滞在

瀬戸内の絶景を部屋と露天風呂から満喫する、広島の離島の旅館

きのえ温泉清風館は、大崎上島の海抜60メートルほどの高台に建つ宿です。瀬戸内の絶景を、客室や露天風呂から観られることで知られます。

広島県側から島へは、竹原か安芸津からフェリーで30分ほど、愛媛県の今治からは1時間10分ほどです。港からは宿の送迎車を利用できます。6月の平日にエコノミー宿泊プランを利用して、2名2食付き27,000円(税サ込) ほど+入湯税300円で宿泊しました。

港に着くと、すでに送迎車が待っていました。宿に着いて玄関を抜けると、ロビー奥の窓いっぱいに、海に浮かぶ愛媛県側の大下島が見え、その迫力に驚かされます。フロントで記帳して簡単な説明を受けると、仲居さんに客室まで案内していただきました。

建物は3階建てで、客室は55部屋あります。和室のほかに、ツインベッドの置かれた洋室や、近年リノベーションされたモダンで広々としたデラックスツインルームがあります。全室オーシャンビューで、多島美を楽しめる瀬戸内海側の部屋と、反対に島の木江港方面とその周辺の海が見渡せる部屋があります。眺めは瀬戸内海側の方がいいので、眺望を重視する方は、部屋を指定できるプランをお勧めします。

案内された客室は3階の12畳+広縁つきの部屋で、閑散期に利用したためか、瀬戸内海側の部屋になりました。部屋に入ったとたん、ロビーと同じく、海に浮かぶ大下島が窓いっぱいに見えるので、思わず感嘆の声をあげました。島影の向こうには、10キロ以上離れているにもかかわらず、しまなみ海道の橋梁をはじめ、天気がいい日は四国山脈まで見渡せます。

部屋に入ると、仲居さんがお茶を運んできて、施設の説明を丁寧にしていただき、夕食の時間を決めました。たいへん気さくな方で、島内のことをいろいろ教えてくださいました。

客室は年季のはいった箇所こそ見受けられますが、ホコリはほとんどなく、キレイに清掃されていました。宿の周囲を緑が囲むため、入室時から電子蚊取り器がつけられていました。時期にもよりますが、客室では羽アリを2、3度見つけました。特に夜は窓のカーテンを開けたままにしておくと、窓ガラスに大量の羽アリが付着して、客室内にも入ってくるので注意が必要です。

1階のロビーの外には小さな庭があり、絶景の海を一望できます。庭の端には展望台にあるような大型の双眼鏡が設置され、無料で使えます。目の前を船が航行するときなど、双眼鏡でのぞくと乗客の人影が見えたりと、楽しむことができました。

清風館は絶景露天風呂が有名ですが、撮影禁止のため写真はありません。今回紹介している写真のうち、「庭からの眺め」とほぼ同じ風景ですので参考にしてください。露天風呂や大浴場は1階にあり、男女とも似た造りなので入れ替えはありません。脱衣場にはフェイスタオルや化粧品類も置いてありました。シャンプー類は「馬油」と「自然派オレンジ」の2種類です。内風呂は大きな湯船がひとつで、露天風呂には2つの湯船があります。洗い場は多いですが、シャワーの水圧が若干弱く、お湯が出るまで時間がかかりました。

お風呂は島の住民にも人気で、日帰り入浴客が多く利用していました。お湯は塩化物冷鉱泉で、加温循環されています。舐めてみると渋く感じるほど塩辛く、若干熱めの温度設定で、とてもよく温まりました。湯船に浸かりながら高台から見渡す瀬戸内海の島々は素晴らしく、ときおり船も行き来して、いくら見ていても飽きません。個人的には、一生忘れられない景色になりました。

湯上り処の「おんせん前広場(屋内)」には卓球台や自販機が置かれ、ガラスケースの中には、この宿を訪れた俳優やタレントたちのサインが飾られていました。隣の資料室には島の歴史がパネルで紹介されているので、旅の参考になりました。

夕食は1階のお食事処でいただきます。部屋ごとに席が決まっていました。海に向かって広い窓があり、案内されたテーブルからは離れていましたが、それでも暮れていく瀬戸内の海を楽しみながら夕食を食べることができました。刻々と表情を変える瀬戸内の情景を楽しむことをお勧めします。

料理はひと品ずつ順番に運ばれ、タイミングも比較的よかったです。お造りはその朝水揚げされた新鮮な魚で、歯ごたえもあってとても美味しかったです。お造りにつかう醤油は宿のオリジナルで、甘味とコクがあり、刺身の味を引き立てました。売店でも売られています。魚のアラ煮は一見して家庭料理風ですが、甘辛のたれが絶妙な味つけで、仲居さんの勧めで、最後にたれをご飯にかけて食べました。天ぷらは揚げたてが運ばれます。テーブルの釜で炊く炊込みご飯は、ちりめんの入った薄味で、ほんのり魚の風味を楽しみました。華やかさこそありませんが、どれも味つけが絶妙で、料理人のセンスの良さをうかがえました。

朝食も同じ食事処でいただきます。時間内に行けばOKで、席も自由です。地元の食材を使った料理も並んでいました。肉じゃがはよく煮込まれとても美味しかったです。デザートのヨーグルトには、島名産のブルーベリーで作られたソースも用意してありました。料理の種類もそこそこ多く、味つけもいいうえ、窓越しに景色を楽しみながらいただきました。

大浴場への行帰りにフロントの前を通りかかると、スタッフに必ず挨拶されるなど、どなたも気持ちのいい対応です。ベテランの仲居さんは気さくな方で、周辺の観光案内や島の暮らしなど、とても親切に教えていただきました。

離島のため、アクセスが決していいわけではなく、施設は古さを感じる箇所もありますが、客室は清掃がキレイにされており、なにより景色が素晴らしかったです。お風呂に浸かり、絶景を楽しみ、それ以外はなにもせず、のんびり過ごすにはとてもいい所です。宿に滞在している時から、また来たいと思うほどです。旅の好きな方なら、一度は訪れていただきたい宿だと思います。
接客対応
フロントスタッフはベテランの方が多く、気配りのある丁寧な接客です。夕食時の仲居さんは、料理の説明のほか、島のこともいろいろ教えてくれる気さくな方でした。
清潔感
館内は古さを感じる箇所もありますが、客室はキレイに清掃されていました。夜、部屋のカーテンを開けたまま過ごすと、窓ガラスに羽アリが大量につくので注意が必要です。
客室
12畳広縁つきで、2人ではゆとりがありました。トイレや洗面も独立していて使いやすかったです。窓からは海一望の絶景を楽しめます。
食事
島で水揚げされた海産物が中心で、味つけがとてもよく、料理を楽しみました。朝食はバイキングで、品数も多く、美味しくいただきました。
コスパ
客室や露天風呂からの眺望をはじめ、スタッフの接客や夕食の内容など、価格以上の満足感がありました。
立地
広島県竹原市と愛媛県今治市の中間にある大崎上島の宿で、港からは送迎車があります。宿は海抜60メートルほどの高台に建ち、瀬戸内の絶景と多島美を楽しみました。
温泉・スパ
大浴場のお湯は塩化物冷鉱泉で加温循環されています。瀬戸内海の島々を見渡す露天風呂は、県内屈指の眺望と言われます。
備考・アドバイス
Wi-Fiが利用できます。

島外から宿泊や食事を利用の方は、港から無料送迎を利用できます。送迎時間が決まっていて、宿にお問い合わせください。

宿から1分ほど道路を下ると、とても小さな中ノ鼻灯台があるので、散歩がてら見に出かけることをお勧めします。

宿ではタンデムシートの電気自動車「モビリティ」をレンタルできます。島内旅行に便利です。料金は3時間3,240円+保険料500円~となります。

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